知ってるようで知らない。住宅メーカーはどこに依頼する? [1/3]

 

『ハウスメーカー』『工務店』『設計事務所』と家づくりをするメーカーというのはいくつかありますが、一体どこにお願いすればいいのでしょうか。

 

 

色々な呼び名があるだけ!?というわけではありません。

それぞれその特徴を活かして家づくりをしています。

なので、ぼんやりとした認識しか持っていない方は、これを読めばより明確にご自身の理想の家づくりに近づけるかもしれません。

とはいえ会社ごとスタンスの違いはあるので、明確に線引きがあるわけではありません。

 

あくまで私の視点でお話しします。

でも本文に進む前に注意点を!!

文中少し嫌な言い回しに聞こえてしまうところもあるでしょうが、先にお伝えしておきます。

 

はっきり申し上げてどこに頼むのが一番いい!などという答えはここにはありません。

どの形態であっても優れたところも劣るところもあります。

ましてや企業の体質というのは、その形態によって決まるものでないので、特定の会社の良し悪しは当然このブログでは推し量れません。

 

 

今日は概念としての住宅メーカーの形態をそれぞれお話しします。

それぞれの優劣の話はとりあえず一旦おいて進みましょう。

 

 

まずは一番耳馴染みもよい「ハウスメーカー」からいきましょう。

 

ハウスメーカーというのはその多くが大企業で、かつ全国的に広範囲のエリアに展開しています。

大量生産型で世の中のニーズに合わせた家づくりが得意。

モデルハウスも持っていて、営業マンがきちんとセールストークで落とし込む。

ビジネスモデルをしっかりできている点が特徴でしょうか。

さまざまな媒体でも宣伝をしているので、家づくりに関心がない人でもハウスメーカーの名前はいくつか挙げられるのではないでしょうか?

 

工事自体は工務店に外注するケースがほとんどですね。

プランニングはほとんどテンプレートから出来ていて、かつ工事は外注なのでハウスメーカーの大きな役割としては”販売すること”というところでしょうか。

 

 

そして2つ目は「設計事務所

 

1人で事務所を構えている建築家、複数のスタッフを抱える設計事務所など形態は様々。

実際の家づくりでは「設計」と「監理」を担い、「施工」の部分は設計事務所が工務店に外注するのではなく、お客さま自身が直接工事店に依頼する形となります。

ハウスメーカーでは設計も工事もすべてその会社に依頼していましたが、設計事務所に依頼するのはあくまで”設計の依頼”となっています。

 

 

最後に「工務店

 

定義としては工務店が一番曖昧です。

私もよくわからないです。笑

 

広義としては、建設工事が行える中小の業者を指すことが多い言葉です。

上に挙げたハウスメーカーや設計事務所に依頼した施主にとっては、なくてはならない存在ですね。

ですがフランチャイズに加盟し、ハウスメーカー同様の動き方で自社設計・自社施工もしている会社もあります。

設計事務所のように注文住宅を得意とした高度な設計を得意とするところもあるし、中には設計だけを設計事務所に外注する工務店もあります。

工務店が謳えばなんでもありなので、これが「工務店」という定義が曖昧になるひとつの理由ですね。

 

 

このようにメーカーは、自分たちの得意分野を活かし商売をしています。

次回はそれぞれの優劣について話してみましょう。

 

>> 次回に続きます

この記事を書いた人

竹内恵一
竹内恵一空間デザイナー
1987年生まれ|2級建築士・東京にてショップデザイン専攻
地元長野に戻ってからはグラフィックを扱う企業へ就職するも、空間デザインの世界が諦めきれず、数年後には起業を果たしBlackPepper LLPを設立。軽井沢の別荘建築で現場の経験も積みながら、デザイナーとしての道へと本格的に歩みを進める。2017年6月には株式会社BlackPepperを設立。同社取締役デザイナーとして、主に住宅・店舗設計を手がけている。

一見、住宅と店舗ではかけ離れているような分野だと思えるが、考え方や求められていることが違う分、別視点からの柔軟な発想を両デザインに落とし込むことができている。今もなお両立しているこのスタイルは妥協のない空間づくりへの姿勢の表れであり、今後も理想を描き続けるための核とも言えるだろう。