注文住宅が完成するまでの流れ
注文住宅が完成するまでにどのくらいの期間がかかると思いますか?私は時間がいくらあっても足りないと思っています。
家作りでは様々な条件という壁にぶつかります。ご夫婦で考え方が違うのも当然ですし、立地やコストによってもできることは限られます。だからこそ初めからある100%理想の形を作るのではなく、100%の理想をみんなで作り上げる作業だと私たちは考えています。
イメージを膨らます時間も、それを共有する時間も、ゆとりを持ってご計画していただくことをお勧めいたします。
注文住宅がどのように出来上がっていくかを以下のSTEP1からSTEP8にまとめましたのでご覧ください。
- 土地を探し・住宅メーカー選び・資金計画 1月/2月/3月(目安)
ほとんどの皆さんが初めての経験。家を建てたいという思いと、何から手をつけたらよいかわからない、希望と不安が混雑する時期です。それぞれ同時に進めていただきたいことですが、ひとりで何から何まで抱え込まないで、計画を一緒に考えてくれるパートナー(メーカー)探しが重要です。
せっかく家を建てる計画が憂鬱に変わってしまわないように、色々なメーカーの担当者と話をして、とにかく情報を集めながら信頼できるパートナー探しから初めます。
- 土地を契約する 4月(目安)
目星をつけた土地の上にラフのプランを計画します。お客様からヒアリングした条件や希望をもとに、実際の敷地にどんな配置でどの程度の家が立つのかシュミレーション、その後のスケジュールについてもお打ち合わせしていきます。
構想がまとまった時点でいよいよ土地のご契約。これから本格的な家づくりが始まっていきます。
- デザインスタート・プレゼンテーション 5月(目安)
お客様と間取りやディティールなどお打ち合わせで決めてきた内容をもとに、いよいよデザインが始まります。
ここではデザインのコンセプトや、実際に内外観の3Dを作成し、建築するものがどんなディティールになるか?どう見えるか?などプレゼンテーションをしながらシュミレーションをしていきます。
この作業はこの後の設計業務に引き継ぐことになるので、最終的にお客様のご納得が行くまでお打ち合わせを重ね、私たちの意図とお客様の意図とのギャップを取り除いていきます。
- 1回目のプレゼンテーションでは料金は発生致しません。(この時点でお客様が望むデザインができないと判断された場合、終了となります)
- 設計監理業務のお申し込み・設計スタート 6月(目安)
デザイン案にご納得いただきましたら、重要事項説明や設計図書・報酬などの説明をさせていただき、設計監理業務委託契約を取り交わします。
これを持って住宅の実施設計がスタートします。ここからはほぼ、ディティールが決定し作業を進めて行くようになります。
- 設計業務報酬の目安はおおよそ住宅建築トータル費用の10%程度となります。
- 実施設計の作成と確認 7月(目安)
基本設計をもとに実施設計がはじまります。実際に家を作るために必要な、図面となるので、細かいとことろまで仕様が決まっていきます。
これと同時に設計した住宅に導入する住宅設備なども決定していき、住宅性能を表すU値やQ値といった性能評価もご提示いたします。
- 建築請負契約 8月(目安)
設計業務が終了した時点で、確認申請業務に移ります。申請の許可がおりるまでに通常だと2週間程度。この間に工事の準備段階に先立って、工程スケジュール等のご確認をしていただきながら、建築請負契約を交わします。
これをもって材料の仕入れや工事の段取りが始まっていきます。
- 着工 9月/10月/11月/12月(目安)
確認申請の許可がおりたら着工となります。
完成までの間に、家具やインテリアのご提案・ご相談にものらせていただきます。また外構工事などがある場合はこの時期に外構工事のお打ち合わせ等もしていきます。
- 検査・お引き渡し
各検査に合格したのち、導入した設備の取り扱いや今後のアフターメンテナンス・保証などについても最終確認を行います。
お立会いのもと不備がないかご確認をいただき、お引き渡しとなります。
新築
設計スタイル
住宅を新築するにあたりどんなことを気にしてメーカーを選びますか。
私たちが設計する住宅は、100%完全なデザイン注文住宅です。ベースを用意しているわけではないので、お客様と初めて対話をするところから、デザイナーが直接お話を伺い計画をしていきます。
例えば延べ床面積40坪を新築する場合、耐震・断熱性・低コストだけを考えた住宅が理想と形がどんなものかご存知でしょうか。
答えは真四角の総2階建。
なぜなら床・壁・屋根の総面積が一番小さくて済むからです。一方、ディティールにこだわりだすと、それだけ性能面で弱点を増やすことにもなりかねません。
この絶妙なバランスをとりながら、プラン計画をしていくには、何よりお客様の『思考』と、それを捉えるデザイナーのノウハウがとても重要な鍵となります。
趣味も予算も家族構成も違うお客様ひとりひとりに合った、住宅の提案ができるのが注文住宅を選ぶ最大のメリットだと考えます。
外皮平均熱貫流率の計算
弊社では新築設計の際すべての住宅に外皮平均熱貫流率計算を行い性能評価をし、UA値・Q値という数値を提示しています。
数えきれないほどハウスメーカーはありますが、気密断熱をきちっと行なっている会社のほとんどはこれらの数値を公表していて、新築を検討される方はこの数値をよく比較してください。
住宅デザインを考える
一生を寄り添う家族のような存在の家には愛着を持っていただきたい。そんな願いから私たちはお客様ひとりひとりのためだけにデザインをしています。
3Dを使用したプレゼンテーション
住宅の性能は目に
見えないところで決まる
リフォーム
リフォームに性能向上
リフォームを検討される方は年々増えています。
これから中古住宅を購入する方、今まで住んでいた家に不満を抱える方、状況は様々ですが、私たちがリフォームを請け負った場合には耐震性能の向上はもちろんのこと、断熱性能のアップも強くお薦めさせていただいています。
今までリフォームと言うと最新設備の導入や間取り変更、表層替えで見た目は綺麗になりますが、住宅のもつ性能には何も変化がありません。
せっかく表層を変えるのであれば、同時に耐震補強・断熱強化をすればコストも安くすみますし、なにより新築住宅同様のスペックまで引き上げることも可能です。
新築住宅ほどの自由度はありませんが、今あるものを最大限活かしたプランニングをご提供致します。
主な施工内容
断熱工事(気流止め)
- 断熱材の内側を冷たい(暖かい)空気が通るので、当然家の中は寒く(暑く)なる。(断熱材が入っていても無意味だと思ってください)
- 冷たい空気と部屋の暖ためられた空気がぶつかることで、壁の中で大量結露が発生し躯体を腐らせ、壁にカビが発生する原因にもなります。
外壁工事+断熱
サッシ工事
耐震改修
水廻り
保証・メンテナンス
住宅保証・アフターサポート
マイホームは人生で最大の買物です。「買った後で問題が見つかったら」と不安に思う方も少なくありません。お引き渡し後、末長く安心快適にお住まいいただくためのアフターサポートをご用意しております。
以下の4つの保証システムのご用意に加え、点検はあえて外部の専門業者に委託しております。点検後の報告は、お客様と弊社に同時に届く仕組みになっています。
新築引渡後の点検3回+維持保全の点検1回=合計4回無償点検システム
お引渡し後、6ヶ月点検・1年点検・2年点検・5年点検の無償点検を実施。お客様のご安心のために、あえて外部の専門業者に委託しごまかしのきかない確かな点検システムを導入しています。
- 日本住宅保証検査機構による点検後、お客様と弊社に同時に点検報告があがるシステムになります。
10年間保証「住宅瑕疵(かし)担保責任保険」
お引渡し後10年間以内に、基本構造部分の基本的な耐力性能もしくは防水性能を満たさない等の瑕疵(かし)が判明した場合、その補修費用等が保険金により補填される制度です。
- 万が一事業者が倒産している場合や、補修を依頼しても対応してもらえない場合は、購入者が瑕疵担保責任保険を販売している保険法人に保険金を請求できる仕組みになっています。
地盤保証システム
建築前の地盤調査によって地盤改良をした場合にも、不同沈下が絶対におきないの?と不安を抱える方もいらっしゃいますが、ご安心ください。
建物や基礎の不同沈下(傾いて沈下する現象)による、建物の損害に対する現状復帰のための補修費用、並びに補修期間中の仮住居費用等をお引渡し日より20年間、1事故につき最大5,000万円まで保証しております。
- 第3者機関による地盤解析・判定を受けることが可能です。
家具
住宅・店舗の設計施工に伴い、家具もゼロから設計いたします。間取りや空間形状によっては既製品家具で収まりがつかない部分も、ミリ単位で製作されるオーダー家具なら綺麗に収まります。弊社の家具工場では木製品・スチール製品・化粧板を使用したフラッシュ構造まであらゆる家具が製作可能。オリジナル家具も低コストでハイセンスな製品をご提供いたします。
※現在弊社では、住宅・店舗を契約済みのお客様にのみ対応させていただきます
- Home furnitureオーダー家具は使い手の要望を汲み取りデザイナーがゼロから設計する家具です。空間のコンセプトに合わせて作られた家具は、その空間をより特別なものにし、末長く愛着を持ってお使いいただけます。また予算をベースにデザインをしていくこともできます。
- Shop furniture様々な条件に中で設計される店舗。空間の雰囲気を構成する家具は店の売り上げに作用するとても重要なツール。意匠性だけではなく客単価、滞在時間、導線、コストと様々な要素と関係してきます。店の雰囲気を作り出すインテリア性の高い家具から、特定の商品を効率よく売るための販売台まで、ミリ単位で設計致します。
- 自社制作弊社の家具工場では木製品・スチール製品・フラッシュ製品と数種類の素材や工法を組み合わせた家具を製作しています。広い工場ではそれぞれ専用の機械を使用しお客様の家具が製作されています。また、仕上げの磨きや塗装工程はお客様自身に行ってもらうWorkShopなども行っております。