Shop 【動物カフェ】

店舗づくりの数ある問題に対して、デザインに関わるプロの視点からアドバイスをしていくシリーズ。

物販・サービス・飲食などの店舗の開業を目指す方に向け、店舗デザインの考え方をFAQ形式で回答していきます。

 

今回のお題は…『動物カフェの店内環境と内装』について

 

 

【Question】

 

街中で猫カフェを開業する予定です。

猫カフェまたは動物カフェの内装を検討する際、どんな注意点や必要なものがありますか。

 

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【Answer】

 

動物カフェを経営する場合、お客様だけでなく動物が過ごす環境についても考慮した内装設計にしなければなりません。

 

特に猫は綺麗好きな動物ですので、店内の清潔さを維持することはとても大切です。

汚れが付きにくく拭取りやすい素材の仕上げや、清掃がしやすいよう移動が簡単な家具を選定するとよいでしょう。

換気設備や空気清浄を充実させることで、においの問題も軽減されます。

 

 

在籍する動物の種類によって適した設備や構造が異なります。

猫カフェの場合であれば、空間を縦に広く使うことで猫にとって楽しく過ごしやすい環境となります。

壁付けのキャットウォークは猫もお客様も楽しめるスタンダードなアイテムですので、ぜひ取り入れてみてください。

 

そして、店内照明は柔らかく落ち着いたものを選ぶとよいでしょう。

 

 

動物カフェで必要なものといえば、動物たちのプライベート空間です。

お客様と触れ合いながらも、疲れてしまった時にリラックスできるよう適切な隠れ家を用意することでストレスの軽減につながります。

 

動物スタッフありきの動物カフェですので、動物達の快適さを一番に考えるのが良いかと思います。

 

この記事を書いた人

庄村光央
庄村光央インテリアコーディネーター
父が現場監督、母が設計士、兄が大工という生粋の建築一家で育つ。その影響もあってか、幼少の頃のお絵描きと言えば住宅の平面図や空間パースを描いていたという。高校在学時にはインテリアコーディネーターを最年少取得年齢の17歳で合格する。
将来は機能美とデザイン性が共存する、人々の記憶に残るような住宅を手がける設計士を目指している。