Shop【焼肉店】

店舗づくりの数ある問題に対して、デザインに関わるプロの視点からアドバイスをしていくシリーズ。

物販・サービス・飲食などの店舗の開業を目指す方に向け、店舗デザインの考え方をFAQ形式で回答していきます。

 

今回のお題は…『ダクトの選定』について

 

 

【Question】

焼肉店を開業するのですが、どのような点を重視してダクトを選べば良いですか?

 

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【Answer】

焼肉店ではインテリアイメージにマッチするようなダクトの選定が大事ではないでしょうか。

 

焼肉屋さんでは網の直上に吸い込み口があり天井までダクトが伸びているという光景をよく目にします。

これは上引きダクトというもので、発生した煙を瞬時に吸うことで店内が煙で充満することなく壁や天井の汚れ防止にも効果的でクリーンな状態を保ったまま営業ができますし、さらには焼肉店特有の臭いも付きにくくなることから幅広い客層が気軽に楽しむことができます。

 

ダクトの径にも種類があり、細いものだと網の近くまで伸ばす必要があり、太くなるにつれて網からの距離を少しずつ離して設置することができます。

 

また、デザイン形状やカラーリングも製品によっていろんなものが展開されています。

インテリアに直結する焼肉屋さんのダクトについては、ダクトの径やデザインにもこだわってみてはいかがでしょうか。

 

この記事を書いた人

柴田勇介
柴田勇介2級建築士
関東学院大学の人間環境デザイン学科を卒業後、都内のゼネコン会社で5年間施工管理に従事。地元の長野に戻ってからは設計へとキャリアを移し、公共・社寺など幅広い経験を積む。
兼ねてから設計の道を目指していたこともあり、図面から読み解く情報量の多さと着眼点は、現場を経験してきた者ならではの武器ともいえる。