House【家づくりで失敗したくない人必見!狭小住宅の設計で使えるアイデア集】
都市部の人口密度が高くなるにつれて、狭小住宅はますます一般的になっています。
そんな中、限られた空間をいかに有効活用するかが私たちの課題となるでしょう。窮屈でくつろげない住空間では意味がありませんし、適切な収納スペースも確保したいですよね。
そこで今回は、狭小住宅の可能性を引き出すためのアイデアをいくつかご紹介します。
1 多機能家具の導入
狭小住宅では、一つの家具に複数の機能を持たせることが大きな意味を持ちます。
例えば、ソファベッドや折りたたみ式のダイニングテーブルなど、必要に応じて変形できる家具を選ぶことで、空間を有効に利用できますよ。収納としての役割を兼ね備えたベンチやオットマンも便利です。
2 縦方向の空間利用
床面積だけでなく、縦空間の活用も考えてみましょう。
天井まで届く収納棚やスキップフロアは、高さを有効利用しながら十分な収納スペースを確保できます。
また、ロフトベッドの下をワークスペースとして使うなど、上下のスペースを賢く使うことで実際の生活空間を広げることができますよ。
さらに、天井を高く造る(見せる)ことで、その空間を実際の面積よりも広く感じさせることができます。
具体的には、梁をあらわしにしたり、勾配天井や折り上げ天井を取り入れたりする手法が効果的です。スペースの有効活用はもちろん、視覚効果を考慮した計画もポイントになりそうですね。
3 光と色の工夫
空間に明るい色や適切な照明を取り入れることで、部屋を広く見せる効果があります。
明るく膨張性のある色の内装材や家具を採用し、自然光を最大限取り入れられるように窓の配置を工夫してみましょう。
縦のラインを強調するアクセントカラーやインテリアを取り入れたり、間接照明で天井や壁面を照らして自然と目線を上に持っていくことで、上方への広がりを演出できます。
また、鏡を適切に活用すれば、視覚的に空間を広げる効果も期待できますよ。
4 住宅としての機能性
狭小住宅であっても、キッチンやバスルームは快適かつ機能的であるべきです。
コンパクトな家電や、収納力のあるキャビネットを採用して、使い勝手の良い空間にしましょう。
また、一般的な開き戸は、開閉のために一定のスペース確保が必要になります。
引き戸や折りたたみ式のシャワードアなど、省スペース設計の設備を導入することも検討してみてください。
創造力と工夫次第で、自分だけの快適でスタイリッシュな住まいを実現できるでしょう。
ぜひ、あなたの空間作りの参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
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父が現場監督、母が設計士、兄が大工という生粋の建築一家で育つ。その影響もあってか、幼少の頃のお絵描きと言えば住宅の平面図や空間パースを描いていたという。高校在学時にはインテリアコーディネーターを最年少取得年齢の17歳で合格する。
将来は機能美とデザイン性が共存する、人々の記憶に残るような住宅を手がける設計士を目指している。
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