Shop【低コストで理想の店舗づくり!内装工事費用を安く抑えるポイントは?】
店舗づくりの数ある問題に対して、デザインに関わるプロの視点からアドバイスをしていくシリーズ。
物販・サービス・飲食などの店舗の開業を目指す方に向け、店舗デザインの考え方をFAQ形式で回答していきます。
今回のお題は…『店舗の内装工事の費用を安く抑える方法』について
【Question】
店舗の内装工事を予定しているのですが、費用を安く抑える方法を教えていただきたいです。
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【Answer】
店舗の内装工事を成功させるためには、まずどのような仕上がりにしたいのか、具体的な要件を明確にすることが非常に大切です。
詳細なビジョンを持つことで、予算内で優先順位をつけることができ、施工業者にも要望を正確に把握してもらうことができます。無駄な工事や出費を抑え、工事の効率化にも繋がりますよ。
また、既存の設備や素材を再利用できるかどうかも重要なポイントです。
例えば、店舗の什器や家具、照明器具などがまだ使える状態であれば、それを活用することで新たな購入費用を削減することができます。
耐久性やデザイン性も考慮しつつ、費用を抑えながら高品質な仕上がりを目指しましょう。
塗装や装飾などの簡易的な作業については、オーナー様自身でDIYを行うことも一つの方法です。
DIYによる作業は、工事費用を大幅に削減するだけでなく、自ら手をかけることで店舗に対する愛着も増します。
壁のペイントやシンプルなデコレーションは比較的簡単に行えるため、費用を抑えるにはDIYに挑戦してみるのもよいと思います。
施工業者を選ぶ際には、価格だけでなく、その業者の信頼性や実績も十分に確認することが重要です。過去の事例を確認することで、その業者がどのようなスタイルの内装を得意としているか、どの程度のクオリティを提供できるかを判断する材料となります。
また、繁忙期を避けたオフシーズンであれば、工期の調整もしやすく、工事がよりスムーズに進められるかもしれません。
これらのポイントを押さえておけば、費用を抑えつつも満足のいく店舗づくりが実現できるでしょう。施工業者とのコミュニケーションを大切にし、きちんと計画を立てることが成功の鍵です。
内装工事を考えているオーナー様は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
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父が現場監督、母が設計士、兄が大工という生粋の建築一家で育つ。その影響もあってか、幼少の頃のお絵描きと言えば住宅の平面図や空間パースを描いていたという。高校在学時にはインテリアコーディネーターを最年少取得年齢の17歳で合格する。
将来は機能美とデザイン性が共存する、人々の記憶に残るような住宅を手がける設計士を目指している。
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