House【吹き抜けのお手入れアドバイス】

前回は、【吹き抜けにするメリット・デメリット】についてのブログをアップしました。

下記ボタンから記事をご覧になれます。

 


住宅を考える上で明るく開放的な空間や上下階の空間のつながりが演出できる吹抜けはかなり魅力的なものの一つでしょう。

しかし吹抜けは天井高が高いために、お手入れの方法が気になるところです。

 

 

日頃のお手入れ方法

日頃からできるお手入れとしては、柄の長いモップワイパーを使って可能な範囲でほこりを落としておくことです。

ほこりを落としておくだけでも窓の汚れなどを軽減することができます。

脚立などを使っての作業は大仕事になってしまいますし、危険が伴います。

あくまでも安全に行える範囲で清掃をすることを心がけておきましょう。

 

 

換気

併せて日常的に 換気 を行うことも吹き抜けでは大事なこととなります。

温かい空気は下から上に流れていく性質がありますので、吹抜けは1階で温まった空気が溜まる場所になります。

特に冬季において吹抜けでは室内が温かく外が寒いという環境になり、窓に結露が生じやすくなります。

結露や湿気はカビの原因にもなりますし、カビは健康被害にもつながってしまいますので、結露防止のためにも吹抜けの換気はしっかりと行いましょう。

 

 

日頃のお手入れだけでは吹き抜け全体を綺麗にしきれませんし、時にはシーリングファンや照明器具のメンテナンスも発生するかと思います。

必要に応じて清掃業者や電気業者などの専門業者への依頼をすることをお勧めします。

 

この記事を書いた人

柴田勇介
柴田勇介2級建築士
関東学院大学の人間環境デザイン学科を卒業後、都内のゼネコン会社で5年間施工管理に従事。地元の長野に戻ってからは設計へとキャリアを移し、公共・社寺など幅広い経験を積む。
兼ねてから設計の道を目指していたこともあり、図面から読み解く情報量の多さと着眼点は、現場を経験してきた者ならではの武器ともいえる。