Design Code ~デザイナーに訊く 店舗づくりの心得~ index:09【物件探し】

店舗づくりの数ある問題に対して、デザインに関わるプロの視点からアドバイスをしていくシリーズ。

物販・サービス・飲食などの店舗の開業を目指す方に向け、店舗デザインの考え方をFAQ形式で回答していきます。

 

今回のお題は…『物件探しの注意点』について

 

 

【Question】

居抜き物件を利用して、春のオープンに向けて飲食店を開く予定です。

なるべく好条件の物件を探す際に、事前に知っておくことはありますか?

 

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【Answer】

居抜きの店舗で営業を開始するにあたって、契約前に確認すべきことは大きく分けて2つあります。

一つ目は既存の機器や設備の確認、もう一つはお店の周辺環境についての確認です。

 

前オーナーが残していった機器は、必ず使用年数やリース契約について調べておきましょう。

特にエアコンや冷蔵庫、食洗機、製氷機などの業務用家電は、修理や買い替えとなると大きな出費となります。

 

以前のテナントがなぜ退去することになったのかも知っておいたほうがよいでしょう。

立地が関係しているのか、ご近所関係になにか問題があったのか、事前に把握しておくと物件を決める上で参考になるかと思います。

 

 

前のお店の業種が違う場合、動線計画や電気配線・配管を含め、改装の必要が出てくる可能性もあります。

たとえ不動産屋さんが一概に「きれいな状態」と言っていても、実際の感じ方は人それぞれです。

トラブルを避けるためにも、口頭だけではなく、必ず書面での説明を受けましょう。

お店の周囲も含め、ご自身の目で直接確認されるのが一番確実です。

 

居抜き物件は、基本的に早い者勝ちでの契約となります。

好条件な物件は競争率も高くなりますので、専門の不動産屋さんに相談したり、日ごろから頻繁に物件サイトを気にかけるのがよろしいかと思います。

 

 

この記事を書いた人

庄村光央
庄村光央インテリアコーディネーター
父が現場監督、母が設計士、兄が大工という生粋の建築一家で育つ。その影響もあってか、幼少の頃のお絵描きと言えば住宅の平面図や空間パースを描いていたという。高校在学時にはインテリアコーディネーターを最年少取得年齢の17歳で合格する。
将来は機能美とデザイン性が共存する、人々の記憶に残るような住宅を手がける設計士を目指している。