Design Code ~デザイナーに訊く 店舗づくりの心得~ index:06【居酒屋】

店舗づくりの数ある問題に対して、デザインに関わるプロの視点からアドバイスをしていくシリーズ。

物販・サービス・飲食などの店舗の開業を目指す方に向け、店舗デザインの考え方をFAQ形式で回答していきます。

 

今回のお題は…『おひとり様でも気軽に利用できる居酒屋』について

 

 

【Question】

カウンターを併設した居酒屋を開店したいです。おひとり様でも気軽に入店できるお店にするためにできる工夫などがあれば教えてください。

 

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【Answer】

まず「初めて且つひとりで入れるお店」というだけで入店までのハードルは上がります。

このハードルをどこまで下げれるかが課題になります。

 

 

例えば外から店内の雰囲気が少し伺えるようにする。

ただし全面ガラス張りであったり、外から見え過ぎてしまうと外からの視線が気になって、ひとりだと余計に居心地が悪く感じます。

ポイントは「少し伺える」という点。

 

さらにお店のコンセプトにもよりますが、カウンターということは、お店の方とお客様とがお話ししながらお酒を飲まれるのかなと想像します。

常連のお客様が多くなるとカウンターの一部だけが盛り上がり、おひとり様が蚊帳の外というようなことにもなりかねません。

席の間隔を狭くすれば、お店側も両者を相手に話をかけやすかったり。

逆に間隔を広くするならカウンターでも周りの騒がしい光景ばかりに目が行かなくて済む、没入感の持てるデザインに。

このように店舗デザインの工夫で「また来よう」につながるお店作りができます。

 

 

この記事を書いた人

柴田勇介
柴田勇介2級建築士
関東学院大学の人間環境デザイン学科を卒業後、都内のゼネコン会社で5年間施工管理に従事。地元の長野に戻ってからは設計へとキャリアを移し、公共・社寺など幅広い経験を積む。
兼ねてから設計の道を目指していたこともあり、図面から読み解く情報量の多さと着眼点は、現場を経験してきた者ならではの武器ともいえる。